生まれる前から連れ添った猫の死

中学2年生の夏、私が母のお腹の中にいたころから
ずっと一緒にいた猫が体調を崩してしまいました。

彼女は高齢でしたが体調を崩したことは一度もなかったため、
まあ風邪か何かひいたのだろうと家族で様子を見ていました。

しかしどうにも食欲がないし毛並みは悪いし明らかに尿の量が
多いということで近くの動物病院に連れていって検査を
受けさせていただいたところ、慢性腎不全と診断されました。

猫は元々腎臓を悪くしやすい動物で、高齢になるとそのリスクは
格段に上がるから仕方がないという説明を受けましたが、その少し前から
彼女はかつお節の味を覚えてしまっていたので、そのおやつが直接的な
原因だったのだと思うと悔みに悔やみきれません。

彼女は気ままな性格で人に甘えることが少なかったが、かつお節の
おやつをねだる姿が可愛くて考えなしに与えていた気がします。

病院で腎不全の猫のためのキャットフードをもらい、自宅で療養しました。
私は後悔からずっと泣いていたことを覚えています。

透析も考えましたが、費用がかかりすぎました。
また、腎移植は費用のみならず手術できる病院が近くになかったこと、
手術自体に彼女が耐えられるか分からないこと、ドナーとなる猫の
負担などを考えるとできませんでした。

食欲がないため食事を拒むのですが、食べなければ衰弱する一方です。
なので半ば強引に口の中にキャットフードを入れるのですが、それさえ
吐き出してしまう姿が辛くてたまりませんでした。

尿毒症になり、毒素が脳神経まで回ったのか最期の方は狂ったように
「泣いて」いましたが、最期は家の暗く狭い場所でひっそりと息を
引き取っていました。

腎不全などの猫の病気についてもっと知っていれば、そして尿量の変化に
もっと早く気づいていれば、そうでなくでも、たとえ風邪だったとしても
もっと早く病院に連れていけばよかったと後悔です。

彼女は家族だったので、人のように「風邪なら休めば治る」などと
考えてしまっていましたが、彼女が人より病気に弱いことや不調を
訴えたりできないことをもっと意識していればと思いました。

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